「命の大切さを学び、明日に生かす宮城県訪問」旧大川小学校

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あかね音楽教室は、兵庫県姫路市にあります。

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あかね音楽教室は、東日本大震災直後から様々な繋がりの中で子どもたちと復興の支援を形を変えて続けてきました。

震災のことを知り震災から子どもたちが何を感じ学ぶのか。

活動の中で、こちらから一方通行に行うだけでなく、このことをきっかけに子どもたちにも学んでほしい。

それが私の想いでした。

さて、教室のピアノレッスン生・卒業生と共に、2023年3/11〜12の2日間、宮城県を訪れました。

2日目は、石巻市震災遺構大川小学校・大川震災伝承館を訪問しました。

私自身は、2011年12月以来の訪問となりました。

 

 

【石巻市震災遺構大川小学校】

2011年3月11日の東日本大震災の津波により、大川小学校の児童・教職員84名、大川地区全体で418名の方々が犠牲となりました。犠牲者の慰霊・追悼の場とするとともに、震災被害の事実や、学校における事前防災と避難の重要性を伝えていくことを目的とされています。

献花をさせて戴きました。

語り部の鈴木さんのお話を伺いながら案内いただきました。

 

この言葉を読むと心が締め付けられそうになります。

 

震災前と震災後の写真です。

学校の校舎の間取りが工夫されていて子どもたちが見渡しやすそうな環境だったことがうかがえます。

 

壁は重機で取り除かれましたが中の様子を見ると子どもたちは津波の恐ろしさを感じたようです。

ここにかつては子どもたちのにぎやかな声や授業をしていたと思うとぞっとしますし、心が苦しくなります。

この急なことろを登っていこうとした子どもたち・・

逃げ遅れてしまった場所。

 

ここに避難していたら助かっていた命。

毎年、授業の一環でも登っていた裏山

 

様々な気持ちが入り混じりました。

避難訓練の大切さ。

家族との避難場所のすり合わせ

自分がそこにいる教師だったら正しい判断ができていたのだろうか?

緊急事態に議論するっていったい・・・

子どもたちの意見・少数派の意見に耳を傾けられる社会環境であれば結果は変わっていたのか・・

探究的な取り組みが今のように行われていたら違っていたのだろうか・・・

日本の社会の鏡のようにも感じました。

悲しみを悲しみで終わらさないため、語り部の方々も語り継がれています。

日本各地から教員研修でも来られているそうです。

教室卒業生も新人教員研修でこちらも選択肢にあったそうですが、日程が合わず参加できなく

神戸にある 人と防災未来センターへ研修に訪れたそうです。

でも、今回、一緒に参加できたので、しっかり見聞きして、勤務校の児童にお話しできたそうです。

こうやって、行ってきた者がしっかりと伝えていくことも大切だと思います。

教室のレッスン生も同じように考えていました。

 

 

代表 髙橋 茜

あかね音楽教室

 

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